2019年2月17日

ビューティフル・マインド(原題:A Beautiful Mind)(アメリカ,2001)

後にノーベル経済学賞を受賞する天才数学者ジョン・ナッシュ。大学院修了後,MIT内の軍事研究所に勤めるようになったナッシュは,アメリカ政府からロシアの暗号解読を依頼されるが,極秘任務の重圧からか,徐々に心が蝕まれていく。

分類するとすれば,サスペンス映画かな。実在する人物の半生を描いているわけですが,『葉問(イップマン)』と同じく,かなり盛ってると思います。だから,伝記映画と思わず,サスペンスあるいは人間ドラマとして観れば,よくできている。

思うに,内容を思わず反すうしてしまう作品は,良い作品(心に残る作品)なんだと感じました。これ,思わず反すうしてしまいます。

★★★


2019年2月10日

アイ・アム・レジェンド(原題:I am legend)(アメリカ,2007)

致死率90%のクリピン・ウィルスのパンデミックが起こり,人類の9割は死亡。免疫を持つ残りの1割も,その大半は「ダーク・シーカー」と化し,凶暴化して人間を襲うようになる。ネビル博士(3佐)は,ニューヨークでただ一人生き長らえながら,ウィルスの治療法を探す研究を続けていた。

一度見たことがあるので,二回目。誰もいなくなったニューヨークの映像は圧巻。ダークシーカーは,素早く凶暴なゾンビ的に描かれてますが,むしろ吸血鬼ですね。昼間は暗闇でじっとしていて,夜に活動する。紫外線に弱い。映画化は三度目,前作ではやっぱり吸血鬼だったらしい。

★★★


2019年2月9日

ゴーストライダー(原題:Ghost Rider)(アメリカ,2007)

悪魔メフィストと,父親の病気を治すことと交換に魂を売る契約をしたジョニー。大人になったジョニーの前に再び現れたメフィストは,ジョニーに魔界のアウトローを退治するよう命令する。

炎に包まれたドクロのマーベル・ヒーロー。愛車のオドロオドロしいアメリカン・バイクのタイヤからは炎が燃え上がる。スタイリッシュだけど,いまいち誕生の背景や戦う理屈がよく分からない。まぁ,マーベルだから,理屈はなんだっていいか。




2019年2月2日

イップ・マン継承(原題:葉問3)(中国/香港,2016)

「イップ・マン」(葉問)シリーズの第三段。詠春拳の達人・葉問は香港で道場を構え,弟子を育てていたが,英国統治の元,息子の通う小学校の土地買収に絡んで,英国人と街のチンピラとの戦いに巻き込まれる。その一方で,同じ詠春拳の達人・張天志との対決も余儀なくされる。

ブルース・リーのジークンドーのベースとなっている詠春拳の師匠・葉問を主人公にした創作であり,かなり盛っているけれど,ドニー・イェンのアクションを存分に見られてうれしい。冒頭に若きブルースも出てくる。敵ボスはマイク・タイソンですが,アクションや演技は微妙。

★★★



ローグ・ワン(原題:Rogue One)(アメリカ,2016)

スター・ウォーズのエピソード3とエピソード4の間にあたるスピンオフ。惑星をも破壊する究極兵器デス・スターの開発者の娘ジンは,やむなく帝国軍の軍門に降った父を信じて,デス・スターの弱点を突くための設計図を奪取する作戦を敢行する。

帝国軍のターキン総督は,エピソード4ではかのピーター・カッシングですが,なななんでローグ・ワンに出てるの?そっくりさん?と思ったら,モーションキャプチャで顔だけ変えてるそうです。最後に出てくるレイア姫もそうらしい。いやすごい。

★★★