2019年4月24日

パシフィック・リム(原題:Pacific Rim)(アメリカ,2013)

ある日,太平洋の海溝から,巨大生命体が出現。それは”Kaiju”と名づけられた。次々と出現しては都市を破壊するKaijuは,日ごとに出現頻度が高くなり,巨大化し,電磁波や酸の放出などの特殊能力も増えて行く。これを迎え撃つのは,人類の開発した巨大人型兵器「イエーガー」。果たして人類の行方は。

怪獣VS巨大ロボット。ロボットアニメがそのままリアルに実写化されていて,細部にギレルモ・デル・トロ監督のマニアックさが伝わる。ただ,バトルがいつも夜とか深海なので,是非,昼間にやって欲しかった。でも,この世界観はやっぱり面白い。今回,観たのは二回目です。

★★★



2019年4月22日

ミッション:8ミニッツ(原題:Source Code)(アメリカ,2011)

コルター・スティーブンス大佐は,気がつくと列車の中で,見知らぬ女性と向かい合って坐っている。その女性は自分をショーンと呼んで,親しげに笑顔で話しかけてくる。鏡を見ると見たこともない別人になっている。混乱する中,シカゴ行きのその列車は爆発事故を起こす。再び気がつくと,コルターは暗い装置の中に閉じ込められていた。モニターに映る通信技官らしき女性はコルターに,これは列車爆発事故の8分前の乗客の意識に時空を超えて入り込み,爆弾とそれを仕掛けた犯人を捜す任務だと告げる。

これは面白い!近未来SFですが,細部にリアリティがある。もちろん映画なので「過去に転送される」というのはあり得ない設定だが,コルターの立場からすれば,もしそういう状況ならこうなるだろうというところがリアルだし,話が進むにつれて徐々に分かってくる全体像も,筋として破綻していなくて,ひっかかりなく,隙がない。100分ぐらいなのでコンパクトですが,非常によくできてる映画です。

★★★★


2019年4月17日

哭声/コクソン(原題:The Wailing)(韓国,2016)

田舎の村,谷城(コクソン)。そんな田舎である日,惨殺事件が連続して起こる。中年の警察官のジョングはある日,白い服を着た女に,犯人は山に住む日本人だと伝えられる。同じ頃,村では,山の日本人の悪い噂が広まっていた。そんな中,ジョングの娘が暴力的になる奇病に罹る。

山に住む日本人は,俳優・國村隼。みごとな怪演である。エクソシストとゾンビ,神と悪魔,民間信仰とキリスト教,人間特有の外集団差別。最後まで目が離せない。本当に悪い奴は誰だ。

★★★


ペイチェック 消された記憶(原題:Paycheck)(アメリカ,2003)

他社の機密技術を盗んで新製品を開発する天才エンジニアのマイケル。多額の報酬の代わりに,技術開発中の記憶を消すことがいつもの契約の条件。新しく持ちかけられた契約は3年間で報酬も莫大であり,マイケルはこれを受ける。気づけば3年経ち,多額の報酬を受け取るはずが,報酬はすべて放棄した後であり,さらには命を狙われることに。

未来ループSFという枠でもって,究極のご都合主義アクション・サスペンスを作ってみました,という感じ。悪くは無いけれど,映画の仕掛けというかテーマが「好都合」だから,通常の映画でも散見される都合の良い小道具や状況設定が,相対的に空々しく見えて,全部まるごと好都合に見えてしまって,微妙なB級映画になっている気がする。




2019年4月13日

メッセージ(原題:Arrival)(アメリカ,2016)

ある日,地球の各地に,謎の巨大物体が12機,突如現れる。どうやら宇宙人の乗り物のようであり,世界中がパニックになる中,各国は宇宙人とコンタクトを試みる。そんな中,アメリカの言語学者ルイーズは,宇宙人とコミュニケーションするために軍から協力要請を受ける。

味わい深い。映画らしい映画。コンタクトを試みるにつれ,鮮明に浮かぶ心象。あれ,この話,どうなってんの?段々と謎が解けていく。原作は『あなたの人生の物語』(Story of Your Life)という短編小説。なるほど,映画を観たら,タイトルの意味が分かります。

★★★


新感染ファイナル・エクスプレス(原題:Train to Busan)(韓国,2016)

娘のスアンとともに,別居中の妻に会いに行く,会社人間のソグ。プサンへ向かうソウル発のKTX(韓国の新幹線)に乗り込むが,やがて車内の様子がおかしいことに気づく。車内放送では,韓国各地で暴動騒ぎが起こっていることを報じている。

括りとしては,ゾンビ・パンデミック映画。そして高速鉄道列車の中という,縦に一本しかつながっていなくて,車両ごとにドアのある密室,というのがサバイバルの味噌。でもただのゾンビものではなくて,父娘の,ちょっと泣ける映画。仕事なんかより目の前の子どもの方が大事だよ。マッチョな旦那も高校球児もホント良いやつ。対して,あのバス会社の社長,こいつ最悪だわ。

★★★


2019年4月7日

モンキーボーン(原題:Monkeybone)(アメリカ,2001)

人気マンガ『モンキーボーン』の作者・ステュは内向的な男。『モンキーボーン』アニメ化のパーティを,恋人のジュリーと抜け出すが,事故に見舞われる。昏睡状態になったステュが,意識化へと沈んで着いた先は,自分がかつて考えた奇怪なキャラクターたちのいる街「ダークタウン」だった。当然,モンキーボーンも!

面白い。ヘンテコな映画だけど,ストーリーはそれなりにちゃんとしているし,話がどこも間延びしていないから,全編飽きない。登場キャラがそれぞれ立ってる。ギャグもいい。映像も綺麗。シャープだと思う。

★★★