2020年5月17日

トレイン・ミッション(原題:The Commuter)(アメリカ・イギリス,2018)

これはややこしい。黒幕が,悪の組織なのか謎のカルト集団なのか,良く分からないが巨大過ぎて恐い。表に出てくるのは謎の女だけ。この女も組織の単なる一員です。黒幕本体は一切語られないし姿も現さないけど,その不気味な黒幕の陰謀に巻き込まれた元警官の保険外交員の話。FBIも絡むけど,本筋ではない。とにかく,この,巻き込まれた元警官が,訳も分からず振り回されながら,少しずつその正義感でもって,なんとか状況を打開しようとする。設定は60歳。タフです。

『アンノウン』(2011)も,同じ監督(ジャウマ・コレッラ=セラ)と主人公(リーアム・ニーソン)。どちらも,なんで主人公がこんなややこしい謎だらけの状況に陥っているのか,観ているこっちが混乱するけど,最後はちゃんと回収されます。だから,似てますね。

『トレイン・ミッション』は日本語タイトル。このタイトルにした意味は分かるけど,原題の「通勤者」の方が味がある。

★★


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