2018年からこのブログで映画評を書いてきましたが,2020年10月から,私のメインのブログである「湯川ポテンシャル。」の方で書くことにしました。ブログを一つに統一します。
湯川ポテンシャル。: https://yukawa-potential.blogspot.com/
映画評を読んでくれていた方(はそんなにいないと思いますが:笑),今後は「湯川ポテンシャル。」の方をご覧くださいませ。
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マ・ドンソク兄貴の,腕相撲映画。アメリカで天涯孤独の男マークは,腕相撲が唯一の誇り。でも今は協会と揉めて,クラブの用心棒をしている。そこでも揉めて警備員をして食いつないでいたが,韓国に戻った弟分から,韓国で腕相撲をやらないかと誘いが来る。
「ファイティン!」は(むろん,fightingのことだと思うけど),韓国では,「頑張れ!」とか「ファイト!」って意味みたい。本人が自分を鼓舞するためにも使っていたから,「やってやる!」「いくぞ!」って意味で使うこともあるかも。
いやしかし,マ兄貴の演技は,良いなぁ。ところどころマ兄貴のゴツい身体いじりのギャグが満載で,良いです。最初に見たのは,『新感染ファイナルエクスプレス』ですが,この他,いろいろ良い感じの映画で主演をしていて,見てみたいものばかり。今度,ハリウッドのマーベル映画『エターナルズ』に出演が決まってます。
妹役のハン・イェリも,役にピッタリで良かった。
★★★
地球の環境が悪化し,食物の確保が難しくなり,いよいよ地球滅亡の時が迫ってきている。毎日,大規模な砂嵐に見舞われる日々を送っているが,トウモロコシ農家をしていた元宇宙飛行士のクーパーは,密かに存続していたNASAに,偶然が重なって,復帰することになる。
インターステラーとは,「惑星間の」という意味。相対性理論に基づいて,移住先の惑星を探しに宇宙へ飛び立った父クーパーと,時折挟まれる地球に残された娘マーフィーの話で物語は進む。
169分と長いけれど,宇宙空間の場面や惑星探査の場面など,思わず力が入ってしまうリアル描写です。そして,最後は泣ける,なかなか良い話でした。
★★★
キアヌ・リーブス主演のジョン・ウィックシリーズ第二弾(2019年には第三弾が公開されてます)。まぁとにかく,キアヌの近接格闘技のスキルと銃捌きを徹底的にお見せします,という映画でした。
ストーリーはもう,最低限必要なだけで,もう,あとはとにかくずっと追いかけっこ。とにかく敵がわんさか順番に襲ってきます。それをことごとくやっつけていきます。
よくあるハリウッドのアクション映画のように,ドンパチだけとか,最近では香港カンフーアクション導入でテンポの良いパンチキックの応戦ではなく,「投げ技」と「関節技」が多いところがかなりマニアック。どうも,あれ,ロシアの格闘技「システマ」をベースにしてるらしい。マニアックだなぁ(笑)。
銃の種類も扱いもマニアックにこだわってるし,ひたすら玉が出続けるハリウッド式ご都合主義とは違って,ちゃんと弾切れするし,弾切れすると銃そのものを投げつける!(記憶では2回ありました),という徹底ぶり。
その代わり,裏社会の同盟組織の描写がなぜか古めかしく時代ががかっていて,その辺に歴史の重みをもたせてるのかもしれず,また,世の中至るところに息の掛かった人がいて,ニューヨークにも街中至るところに殺し屋がいて,この辺がちょっとやり過ぎ感はあるけれど,映画だからまぁいいか。
★★
キング原作,トビー・フーパー監督作品。原題は「セーラムズ・ロット」(田舎町の名前)。ここから「死霊伝説」って,凄い邦題だよね。キングの原作は「呪われた町」。うん,このままが一番良いじゃないか。
ときどき画面がストップしたり暗転したりのは,これ,もともとTV映画だかららしい(ちょうどそこが時間切れ,次回乞うご期待!的なところか)。で,「完全版」は約3時間。
吸血鬼と作家の対決映画です。吸血鬼(バーロウ)がその能力でもって夜な夜なもっと暴れまくるのかと思いきや,比較的あっさりやられます。TV映画だけあって,血みどろのスプラッター(ゴア表現)は少ないけれど,吸血鬼はどれもキモくて怖い。ちょっとゾンビ的(ロメロの「ゾンビ」は1978年公開だし)。あれを子ども時代にTVで見ちゃったら,夢に見るでしょう。
というわけで,3時間は長いけど,それなりに見ることができました。
★★