2020年6月29日

ヘレディタリー/継承(原題:Hereditary)(アメリカ,2018)

こわ。これは恐すぎる。かなりの高評価のホラー映画だったので,どんなもんかと思って観ましたが,こういう映画だったのか。もっとグロいスプラッタ映画かと思っていて,もしあんまり残酷描写が続くようなら観るのを止めようと思っていたけど(ホラーは良いけど残酷で生理的に痛いヤツは嫌),最後まで目が離せませんでした。というか,瞬きするのさえ忘れるぐらい,恐い。もう,そもそも最初からずっとバックの音楽が恐い(笑)。

精神を病んでいた祖母が亡くなり,その娘である母(主人公アニー)も少々心を病んでいたことがあり(自分の父親も兄も病んでいて自殺している),娘の死でどんどん本人も家庭も壊れていく。けど,ただそれだけじゃないのがこの映画のミソ。恐い。

邦題タイトルの「継承」は要らんね。カタカナタイトルはあんまり好きじゃないけど,内容的にも訳しにくいから,「ヘレディタリー」だけで良いと思います。

★★★★


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