2019年11月18日

禅 ZEN(日本,2008)

日本曹洞宗の開祖・道元の物語。登場人物の大半は実在の人物であり,映画という枠内で物語としてうまく絡んでいる。身心脱落や只管打坐など曹洞禅の真髄を映画の中で正確に説明・表現するのは難しいと思いますが,そこは映画なんだから多少置いておけば,物語として泣けました。原作は,『永平の風:道元の生涯』(大谷哲夫)。

観よう観ようと思って,公開から10年以上が経ってしまっていました。

★★


2019年11月13日

IT/イット”それ”を見えたら,終わり。(原題:IT)(アメリカ,2017)

民放で放映されたので,見ました。面白かった。ただ,民放用にかなり編集(カット)されていたので,やっぱり,全編ノーカットで見ないとダメですね。この「イット」は,もともとはテレビ映画の「IT」(1990)のリメイク。原作はスティーブン・キング。どっちのペニーワイズが恐いかって言えば,そりゃもう,断然,1990年版のティム・カリー演じるペニーワイズ。2017年版のビル・スカルスガルドのペニーワイズは,怪物的に恐くしようとしているのに対して,ティム・カリーのペニーワイズは,実際にいそうで,それでいて不気味。気持ち悪い。夢に見るのは断然こっち。というわけで,久し振りに1990年版を見たくなりました。それから,公開中の続編も見たい。

★★★



2019年11月11日

怪物はささやく(原題:A Monster Calls)(アメリカ・スペイン,2016)

悲しいけど,とっても良い話。

両親は離婚,一緒に住む母親は不治の病。父親は外国で再婚。祖母は頑固で厳しい(けど,悪い人ではない)。学校ではいじめに。誰も自分の孤独さ,さみしさ,苦しさを分かってくれない。そんな主人公のコナーのところに,ある晩,恐ろしげな木の巨人がやってくる。時刻は12時07分。自分がこれから3つの物語を話すから,お前は4つ目の物語を話せと迫る。

★★★


2019年11月10日

ローガン(原題:Logan)(アメリカ,2017)

ウルヴァリン,死す。地球外金属アダマンチウムを注入されて最強の爪を得たローガンが,そのアダマンチウムの副作用で,徐々に体が蝕まれていく。もともと不老不死的な生命力・回復力を誇っていたわけだが,副作用で「老化」するウルヴァリン。爪は短くなり,膿も出る。膝が痛い。老眼が進む。咳が止まらない。体がだるい。アルコール依存。アダマンチウムでできた銃弾でしか死ねない彼は,それをお守りのように(自殺用に)持っていたが,そんなことをしなくても,死は近いと感じている。

不老不死とか超人的な肉体とか,うらやましいと思う一方で,どんなに痛くても死ねないミュータント,周りはどんどん死んでいくことを見届けなければならないミュータントの運命は,想像を絶する苦しみだと思う。年老いて認知症の徴候が見られるチャールズ・エグゼビア(プロフェッサーX)を介護する姿は,まるで親子。まぁしかし,話としては平凡。




2019年10月6日

シグナル(原題:The Signal)(アメリカ,2014)

うううむ,なんだかよく分からない映画でした。これはなんで?これは何のために?これはなに?どういうこと?行為や場面には何かしらの意味があるのだろうと思うから,行為の意味がなかったり,仮になかったとしてもどこかで回収される伏線だったりするならいいけど,そうじゃないと,さっぱり意味が分からないのでただ混乱するだけ。この映画,数々の「なんで?」「どうして?」が多すぎて,良く分からんぞ,という感じ。でも,とりあえず,その良く分からなさがいつか回収されるのだろうと期待するもんだから,最後まで見てしまった。オチとエンドロールを見て,ううううむ,どうなんだ,これ。

アイディアは良いんだけど,いろいろ回収されてない。出発は良かったけど,一体どこに行きたくて,どこに着地したかったんだ,脚本と監督は。