2020年3月30日

ブレードランナー2049(原題:Blade Runner 2049)(アメリカ,2017)

『ブレードランナー』の,35年振りの続編。ハリソン・フォードは,『スター・ウォーズ』でも30年後設定でハン・ソロとして出てくるし,こっちでも同じパタンでの出演なので,ちょっと被る。

『ブレードランナー』の解釈としては,いろいろあって謎めいていて,だから良かった(名作として語り継がれてきた)わけで,でも一応,こうして一つ,最適解的な答えとしての続編は,悪くはない。ただ,物語内では「奇跡」で片付けているけれど,個人的にはこっちに行かなくても良かったかな~。

いくつか良く分からないところもあるので,そのうち再視聴して,理解してみます。

★★


2020年3月19日

トゥルーマン・ショー(原題:The Truman Show)(アメリカ,1998)

二十年ぶり?に見ました。今見ても面白いし,泣けます。やっぱりジム・キャリーが良い。

当時からアメリカではリアリティ番組があったのかもしれないですが,現在も,そして現在の日本も,こういうリアリティ番組が受けています。ただこの「トゥルーマン・ショー」はその極み,全部仕掛けであって,知らないのは当人だけ。普通なら早々に疑うものだけど,生まれたときから仕掛けられていたら,疑わないかもしれない。ジム・キャリーが,素朴で素直な感じが,また哀れを誘います。

モチーフは,カプグラ症候群だとも言われていますが,しかし,「現実はすべて作り物だ(周りはみんなお芝居している)」的な想像(妄想?)は,誰しも一度ぐらいはしたことがあるでしょう。まさにあれをそのまま地で行っている映画です。

★★★


2020年3月13日

痩せゆく男(原題:Thinner)(アメリカ,1996)

スティーブン・キング原作のホラー。肥満気味の弁護士ビリーが夕食の帰りにロマ(ジプシー)の老女をひき殺してしまう。弁護士と検事と警察署長はこの事件をもみ消した。すると,ロマの長老に呪いをかけられる。不気味な長老に”Thinner"といって顔をなでられると,それからというもの,食べても食べても痩せていく。

本人にやましいところがあるもんだからどうにも歯切れが悪く,やがて第三者に攻撃の矛先が向く。ストーリーは単純だけど,人間心理の痛いところを突いてくる。差別もテーマ。

★★



2020年3月4日

レッド・プラネット(原題:Red Planet)(アメリカ,2000)

2025年,地球の環境汚染が限界に達し,テラフォーミングしておいた火星に調査しにいく「マーズ1号」の乗組員のサバイバル。

悪くは無いけれど,全体として薄い。重大な謎が隠されているのかと思いつつ,想定内だし,最後まで何か大きな事故もあっと驚く種明かしもない。ピンチを増幅する敵も,いずれもあんまり脅威ではない。冒頭で登場人物紹介がてらキャラ説明があるが,そのキャラが立つほどセリフや行動に目立つところはない。むしろ,ああして言語化して最初に説明しちゃうところが,端折り感があってイマイチ。

事件らしい事件は起きず,なのになぜか最後はカップル成立,というアメリカ映画の黄金パタンで締めるところも,どうなんだ。これよりは,超低予算B級映画の「処刑惑星」の方がまだシュールで良かった。




2020年2月5日

アンノウン(原題:Unknown)(アメリカ・ドイツ,2011)

学会参加のためにドイツにやってきた生物学者のマーティン・ハリス博士。しかし,乗っていたタクシー事故で重傷となり,病院に担ぎ込まれる。一命を取り留めたものの,一緒にやってきた妻は自分を知らないという。しかも,その妻と共にいた見知らぬ男が「マーティン・ハリス博士」として学会参加している!

これは面白い。状況はあまりにも不可解であり,主人公の不安たるやいかほどかと想像する。不可解な場面が次々と現れ,見ているこっちも全然見えてこない。しかし,終盤その謎が段々と明らかになる!やられた~。すっかりやられました。オススメです。

★★★